2006年12月28日

もうすぐモーツァルト・イヤーが終わりますっ

2006年もあと僅かでおわりますねぇ。
2006年が終わるということはモーツァルト・イヤーも終わっちゃいます。
日本における今年のクラシックは「のだめカンタービレ」一色に染まり(その影で「結婚できない男」も評価されていましたが)、

また世界ではモーツァルト生誕250周年の年ということで
各国でコンサートが開かれたり、記念のCDセットなどが出版されました。
おかげで初めて腰をすえてモーツァルトの音楽を聴く機会を得て、
同じ曲でも指揮の違いで全然音が違うということを知りました。
もっともわかりやすい例はレクイエム。

カラヤンさんが指揮したレクイエムムーティさんが指揮したレクイエム
このふたつは全然別物で、
カラヤンさんが指揮したレクイエムは現在主流のテンポよりもかなり遅く、また重みもあるため、
まるで巨大な怪物がずっしりと歩いているような印象を受けます。
対してムーティさんが指揮したレクイエムは透明感が強く、
音が体を突き抜けていくような印象です。

「指揮者が楽譜をどう解釈するかによって音が変わる」というのは昔音楽の授業でおぼろげに聞いてたのですが、
じゃあ何でこんなに解釈が違うんだろう?と思って空いた時間に調べてみたところ、
以下のような理由があるそうです。
1.当時はCDやレコードがなく、音楽そのものを記録することが出来ない。
2.テンポそのものが、流行によってわずかに変化してきた可能性がある。
3.モーツァルトが直接書いた楽譜は大変読みにくく、
  楽譜を書き写すときに作曲者の本来の意思を読み誤る可能性がある。
4.楽器そのものが進化して、当時とは違った音色を出すため、
  演奏の際そこを考慮される場合もある。

また、レクイエムに限って言えば、モーツァルトがこの曲を完成させる前に死んでしまい、
その後複数の人物に補完されるなど、「考慮すべき諸事情」が多くあるため、
指揮者によって大きな違いが現れる原因かもしれません。

クラシックを聞くときはCD一枚で曲を判断せず、違う指揮者のCDも聞くとさらに奥深く楽しめるかもしれません。

P.S.
誰かモーツァルトの交響曲でお勧めのCDなどありましたら教えてくれませんか?
実は交響曲はまだピノック指揮の25、26、29番しか聞いたことがなくて…

Posted by SI@ゼロファクトリー : 12/28 | コメント (0)

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