2007年06月02日
現金の必要性
ここ数年でEdy、Suica、iD、nanacoなど電子マネーが次々に普及してきました。福岡ではあまり使うことはないのですが、東京に行ったときには電車は基本的にSuicaで乗りますし、買い物も結構Suicaで出来ます。コンビニではEdyが使えるところも多いですし、小銭を持ち歩かなくてよいのは案外便利です。
それらの電子マネーの一つ、Edyが興味深い展開を始めているようです。
匿名希望のEdyが生んだコロンブスの卵
Edyで支払いをした場合、ポイントサービスを「Edyに」還元できる、というサービス、『Edyハッピー優待』が発表されたということです。
この記事にもあるのですが、これによってEdyを利用した事業者はほとんど追加コストなしにポイントサービスを展開することが出来るようになります。事実上大企業でないとコスト的に不可能なポイントサービスを中小業者でも比較的簡単に導入できるというのは強みになるでしょう。
問題はこれまた記事にあるように、還元された「ポイント」はその店あるいは事業者で使わなくてもよいということになります。郊外のおおきな量販店でためたポイントで近所の商店街の買い物が出来るということにもなりますね。寂れた商店街に活力を取り戻すためにこのサービスを取り入れたとしてもそのような使い方をされては困る、ということもあるかもしれません。
とはいえ電子マネーの展開としては良いものだと思いますし、消費者から見れば店に縛られないのは便利です。それにサービス構築のコストのみならず個人情報の管理コストも削ることが出来るのは事業者にとっても良いものかと思われます。
この個人情報というもの、確かにデータマイニングなどの観点からは貴重な資産なのですが、その管理コストを考えると下手に持っておくのも面倒なものでもあります。情報漏洩などされると個人情報を握っていた利点など吹き飛ぶこともありまえすし…。
これからの情報産業はただ情報を持っておく、利用するというだけではなく、持たなくても良いものは持たない、必要なときに必要な情報を利用できる体制を作っておくということが重要になってくると思われます。
Posted by MK@ゼロファクトリー : 6/ 2 | コメント (0)