2007年11月15日

HDDの容量とその使い方

120MBのハードディスクドライブを購入したのは確か高校を卒業してから少し経ったころでした。あの頃はその容量が「次世代の大容量!」と言われて宣伝されていたものです。間違えちゃいけませんよ、GB(ギガバイト)じゃなくて、MB(メガバイト)です。1.44MBのFDDに換算して80枚ちょっとです。

テラバイトだから、できること――富豪的HDD活用術を読んでその頃のことを思い出しました。

あれから十数年が経ち、GBが当たり前になり、そしてついにTBが普通の人にも手の届くものになってきました。500GBのHDDが一万円台、1TBのHDDが3万円という時代です。

これは単に容量が大きくなったということよりも大きな意味があります。以前であればHDDの容量は貴重なものであり、容量が足りなくなってきたら光学ディスクなどに移して整理するというのが当たり前でした。かくいう私の家にもCDやDVDが何百枚も積み重なっています。

それが最近は必要なくなってきました。HDDの値段が格段に下がり、パソコンに詳しくない人でもUSB接続の外付けHDDを買ってくれば簡単に何百GBという容量が増設できるようになったからです。最近HD-DVDとBlue-Rayの争いがパソコンユーザーの間ではあまり盛り上がらないのは、もはや光学ディスクのような小さな(といっても40GBとかあるんですが)容量は意味が無くなってきているからだと思います。

次世代DVDはともかく、整理の必要がないというのは豊かな可能性を生み出します。限りなく広い家のようなものでしょうか。細かく片付けて家の隅々まで把握する暮らしも決して悪くはありませんが、大邸宅でふと扉を開けると「ああ、そういえばここにはピアノを置いていたな」みたいな暮らしもまた意外な発見があって面白いものです。

HDDの大容量化に従い、今までのディレクトリを細かく切って完璧に情報を整理するやりかたは必然的に廃れ、個人では管理しきれない量の情報をOSが自動的に整理するやりかたに変わっていくでしょう。それが好みに合うかどうかはもはや問題ではありません。人間に管理できる情報量を超えたら機械に任せるしか方法はないのです(扱う情報を増やすのを諦めるという第三の道はありますが、それはギークの向かう道ではありません)。

すでにMacOSXはその方法を模索しており、Windowsも最初の予定では本バージョンにそういう仕組みを搭載するはずでした。どちらもまだまだ確実な方法を提示できていないのですが、未来は確実にその方向に向かっています。今のところ、私のみたところではMacOSXのほうがかなり先を行っているようですが…。

Posted by MK@ゼロファクトリー : 11/15 | コメント (1)

コメント

» 電話応対下手 さんからのコメント

「コンピュータの性能は価格の2乗に比例する」というグロッシュの法則がコンピュータの性能にはいえるのですが、HDの容量と値段の関係もまさにそのような成長をたどってきましたね。

なるほど、私はWindowsユーザーなのでMacOSについては詳しくないのですが、ますます仮想記憶としても役割を広げていくのでしょうね。

Posted on 2007年11月16日 02:26

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