2007年12月26日

アナログ的発想

クリスマスは長崎のハウステンボスでヨーロッパ気分に浸ってきたYT@ゼロファクトリーです。
ハウステンボスというやつ、なかなかよくできてまして。
道路も全てヨーロッパ風の石畳で、こまごましたとこも手抜きがないんです。
「ヨーロッパに行ったことのない日本人が思い描く理想のヨーロッパ像」というものをうまいこと再現してるなぁーと思います。
海外旅行につきものの言語の壁もない、水を飲んでお腹を壊すこともない、スリに荷物を盗られ日本大使館に泣きつくこともない、というわけ。(・∀・)


さてさて、まったくハナシは変わりますが、先週、こういうニュースを見まして、なかなか感心したわけです。
カード1枚のサイズで年間カレンダーになる「Thumb Calendar」
thumb_cal.jpg

カードサイズで万年カレンダーを実現できるデザインというのは、実にいいですねぇ。
ぼくはこういうアナログ的発想というか、コロンブスの卵的発想というか、そういうのが大好きです!!
このなんでもかんでもデジタル化のすすむ時代に、こんなステキなことを思いつくなんて、人間の発想力も捨てたもんじゃないです。ぼくもこうありたい。

で、このニュースを見た時、ふともうひとつの興味深い話を思い出しました。
村上春樹の「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」という小説でも紹介されてる「百科事典棒」という理論ですが、ご存知の方はいらっしゃいますか?

ちょっと以下に引用:


「百科事典棒というのはどこかの科学者が考えた理論の遊びです。百科事典を楊枝一本に刻みこめるという説のことですな。どうするかわかりますか?」

「わかりませんね」

「簡単です。情報を、つまり百科事典の文章をですな、全部数字に置き換かえます。ひとつひとつの文字を二桁の数字にするんです。Aは01、Bは02、という具合です。00はブランク、同じように句点や読点も数字化します。 そしてそれを並べたいちばん前に小数点を置きます。するととてつもなく長い小数点以下の数字が並びます。0.1732000631・・・という具合ですな。次にその数字にぴたり符合した楊枝のポイントに刻みめを入れる。つまり0.50000000・・・に相応する部分は楊枝のちょうどまん中、0.3333・・・なら前から三分の一のポイントです。意味はおわかりになりますな?」

「わかります」

「そうすればどんな長い情報でも楊枝のひとつのポイントに刻みこめてしまうのです。もちろんこれはあくまで理論上のことであって、現実にはそんなことは無理です。そこまで細かいポイントを刻みこむことは今の技術ではできません。中に詰められた情報量は楊枝の長さと関係ありません。問題はソフトウェアにあるのです。ハードウェアには何の関係もありません。それが楊枝であろうが二百メートルの長さの木材であろうがあるいは赤道であろうが、何の関係もないのです」

これまたステキじゃないですか?
理論上とはいえ、百科事典の内容が爪楊枝に収まるなんて、なんて便利なんだ!
・・・と読んだときには思ったものですが、人間の想像力というのは素晴らしいですねー。

この想像力ゆえに、人間は創造し、破壊する、といったところでしょうか。
ぼくの今年最後のエントリーになると思いますので、ちょっと感慨にふけってみました。
では良いお年を!(・∀・)

Posted by YT@ゼロファクトリー : 12/26 | コメント (2)

コメント

» 得増@年間カレンダー無料ダウンロード派 さんからのコメント

はじめまして。
つい、感動したので、コメントさせていただきます。
カードサイズで万年カレンダーを実現できるデザインのカレンダーがあるとは知りませんでした。1つ新たな発見がありました。
私は、カレンダーについては、現在、手帳、壁掛けとパソコンの壁紙(1か月分)のものを使っていますが、
上記のカレンダーは携帯用として半永久的に利用できるところがすばらしいと思います!

Posted on 2007年12月30日 00:43
» ラピスラズリファン さんからのコメント

私も長崎のハウステンボスには行ったことがあるのですが、オランダは少しあんなものではないと思いました(_ _*)ただ、ヨーロッパの雰囲気を感じられるような愛知のイタリア村といいなかなかいいテーマパークが増えていますね^^

Posted on 2008年01月22日 21:58

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